私は、どちらかというとキレやすいです。イラッとすると、態度に出てしまいます。具体的には、睨んでみたり、一言言い返してみたり…。でも、外面はいいので、周りの人からはそんな風にはみえないようで「穏やかだよね〜、怒らないでしょ?」と言われたりします。全っ然そんなことないのに!!…そんな話は置いておいて、キレやすいのは遺伝もあるけど、生まれ育った環境が大きく影響するんです。そこで今回は、我が子を「キレにくい子に育てる方法」をまとめてみました。
🔹さくさく読む目次
👉🏻他記事で私のDVの経験やイライラトリセツについて掲載しています。あわせてチェックしてみてくださいね。
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キレやすい人は前頭前野の働きが不十分。前頭前野って?
前頭前野は感情やブレーキ機能を持っている脳の大切な部分のこと。ここが発達すると、いいことたくさんで、キレにくいだけでなく、勉強中も誘惑に負けない賢い子に育ちます。その中でも、「自制心を司る前頭前野の眼窩(がんか)前頭皮質」の発達は満3歳までにほぼ完了すると言われています。そういう意味では、三つ子の魂100までもある意味正しい!ちなみに、3歳を過ぎてから、この脳を変えるには60年かかるんだとか!(驚!)
でも、3歳を過ぎているお子さんをお持ちのママさんは時すでに遅し…?と、落胆しないでくださいね!脳は育て直せます。私もこれを知ったとき、ちょうど娘が3歳の誕生日を迎えた頃でした。それから、接し方を変えたら、明らかに自制心が育ってきたんです。やりたいことを我慢してお片付けをしたり、かんしゃくから気持ちを切り替えることもスムーズにできるようになったりと、目に見えて成長してくれました。
前頭前野を発達させる方法は、この2つ!
親子関係と生まれ育った状況が、前頭前野の発育に影響するということが分かっています!
①胸キュンホルモン「オキシトシン」を分泌させよう
幼児期に“愛着“=情緒的な結びつき“の形成がうまくいくと、“愛情ホルモン“であるオキシトシンの分泌が豊富になります。オキシトシンには、前頭前野が育つように働きかける役目があるので、愛情の形成によりオキシトシンの分泌が豊富になれば、脳の前頭前野を発達させることになり、“キレにくい“人になります。
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でた!オキシトシン!私は胸キュンホルモンと勝手に呼んでいます❤︎ ママにとっても、イライラを止めてくれる役割をしてくれるオキシトシン。子どもにとっても、ママにとっても、メリットがたくさん!触れたり、見つめたり、声をかけたりして、オキシトシンをどんどん分泌させましょう!
オキシトシンはこちらの記事でも紹介しています❤︎ぜひ合わせてチェックしてしてくださいね。
子どもへのイライラ大噴火を避けるために、まずやっておきたい3つの心構えとは?! - IRATORI
②泣いても思い通りにならない経験をさせる
一言でいうと、我慢の経験が、前頭前野の眼窩前頭皮質を育てるんです!!3歳までは甘やかしてもいいという子育ての考え方を聞いたことがあるのですが、それは全くの間違い。むしろ、3歳までにも、泣いていても思い通りにならない経験をできるだけさせるべきなのです。もちろん、3歳を過ぎてもこの軸となる接し方は変えてはいけません。
愛着形成の面で我慢させてはいけませんが、決めた枠組みの中で思い通りにさせないことが大切です。健康・命・社会のルールについては「子どもは大人に従う」という基本原則を崩さず、泣き叫ばれても気持ちは受け止めつつ、子どもに譲歩しないという姿勢を貫いてください。
例えば、
- 公園で帰りたがらない場面。「あと3回滑り台を滑ったら帰ろうね」と子どもと約束したならば、必ずそれを守らせる。あと何回の回数は、子どもに決めさせることで、自分の言動に責任を持つという社会のルールに。あとは、「帰らない〜!」と泣き叫んでも、「帰りたくないんだね。でも約束したよね」と気持ちを受け止めつつ、担いででも公園を後にしましょう。
- スーパーで「お菓子買って〜!」と地面に寝転んで泣き叫ぶ場面。「買いたいね。でも、今日は買わないよ」と気持ちに共感しつつ、お菓子は泣き叫んでも買わないというママの一貫した態度が大事です。
- 電車で大きな声で叫ぶ場面。あらかじめ「騒いだら電車を降りる」と約束し、次の駅で一旦降りて話をするなど。
以上、①オキシトシンを分泌させること、②思い通りにならない経験をさせること、という2つをしていくことによって、自制心を司る脳の前頭前野が発達していくというお話をさせていただきました。我が子をキレにくい大人に育て、そして、ママも、オキシトシンによってイライラを抑えられ、ルールを守らせる軸ができて子育てに迷いがなくなり、イライラする場面が減っていきますよ。子どものため、ママのために、ぜひ試してみてくださいね。以上、ココロでした!