思い当たりませんか?こんな生活。
✔︎幼児教室やお稽古教室に忙しくさせている
✔︎楽しいイベントなどで子どもの予定を埋める
幅広い体験の機会があることは決して悪いことではありません。でも、自由時間が子どもにない、もしくは少ない生活は、特に就学前の子どもにとって、とてもよくないことなんです。
育児の勉強する前は、私はとにかく新しい経験を!とそれしか考えていなくて、本当にまーいつもいろんなところへひきづり回していました。お家で一日中過ごすなんて、できない!と本気で思っていたんです。
🔹さくさく読む目次
自由時間が大切なワケ
「自由時間の中で、子どもは成長していく」から。子どもが成長するのは、自由時間の中だからです。
え〜?!と思いませんか?私は初め、結構びっくりしました。ちなみに、私に初めて自由時間が大切だと教えてくれたのは今通っているモンテッソーリ教育の幼児教室でした。自由な活動をする時間があってこそ、【子どもは自主自立、考える力、思いやりを持った人になる】ということを教えてくれたんです。強制や義務ではなくて「自分のやりたいことを見つけて自分の気の済むまでやる」ということができる自由時間が子どもにとって必要不可欠なんだそうです。こちらの本でも、自由時間というのは、気分転換や休養目的なんかではなく、
多くの親や先生が誤解をしていますが、未知の自分の力を発見したり、やり遂げる力をつけたり、人と関わる力を伸ばすのは、すべて「自由時間」でしかない
by
と断言しています。さらに、
幼児期にのんびりとした環境の中で何かに没頭する時間を十分もち得た子どもは、何事にも意欲的に取り組める大人に成長していきます。
そんな大人になるために、子どもにとって自由な時間がとても大切なんです。幼稚園や保育園を選ぶ際にも、自由時間の多さも気をつけたいところですね!
ボーッとする時間も大切
そして、ボーッとする時間も大切なんです。ボーッとしている子どもをみると「なんかしたらいいのに!」と思ったことありませんか?私はあります…。「子どもにとって1分1秒が大切だ」と思っている私なんかは、ボーッとしている子どもをみると、何かさせたくなっちゃうんです。でも、ボーッとする時間は思考を整えるなどとても重要な役割を果たしているそうなんです。
例えば
・ママや兄弟、お友だちとのやりとりを思い出して
コミュニケーションを学ぶ
・次は何をしようかなと
アイデア力が湧いてきたり
大人だって、そうですよね?
私もボーッとする時間欲しいですもん(笑)
こちらの本にもこう書いてあります。
「ボーッとしている時間」に体験か自分のものになる。(中略)子どもの時間の中にフリータイムが多ければ多いほど、子どもは自由に考えを巡らすことごできます。その間に体験したことをじっくりと確認し、吸収していくのです。
by
ボーッとする時間がこんなに大切だとは!
それでも、日々の中に余白を作らなくては!と知ってはいるものの、気を抜くとすぐに予定で埋まってしまうことも。そういう意味で、大きな声では言えませんが…忙しくしていた子どもたちにとっては自粛生活は【救い】だったのかもしれません。
補足・制限のある自由
モンテッソーリ教育でも言われていますが、なんでも自由というわけではなくて、ここでは“制限のある自由“が大切だということも強調しておきたいところです。
例えば、
・出したら片付ける
・ものを大切に扱う
・他の子が使っていたら、順番を待つ
などある程度のルールを守った上での自由なんです。
また、やりたいことは子どもに自由に選ばせる必要がありますが、そのときの子どもがやりたい!を見逃さず、発達にあったお手伝いさせてあげたり、道具を少し用意してあげたり(たくさんのおもちゃを買い与えるのは不要)という【環境の整備】はやっておくと、さらに子どもは自由時間を謳歌させますよ^^
以上、ココロでした!