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ママのためのイライラトリセツ

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「なぜそこにこだわるの〜?!」(秩序感の敏感期)

いつもと同じようにしないと「ヤダ〜!」と泣きわめくことありませんか?それは「わがまま」なのでしょうか?それに応えてしまうことは甘やかしなのでしょうか?答えはNo!です。これは6歳頃までの子ども、とりわけ1歳半〜3歳頃によく見られる「秩序感」と呼ばれる特性で、自然の法則に従って子どもは強いこだわりを持っているだけなのです。

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🔹さくさく読む目次

秩序感の敏感期とは

モンテッソーリ教育の中で使われている用語で、「順番・場所・所有物・習慣」などに非常にこだわり、2〜3歳頃をピークに6歳頃にほとんど消えてしまいます。

■いつも決まった<順番>どおりでないと気が済まない

■いつも同じ<場所>でないといやだ

■「これはわたしのもの!」「これはパパのもの!」「これはママのもの!」などと、<所有物>がちょっとでも入れ替わると怒る

■「いつもやってるようにしてえ」と、いつもと異なるやり方をすると怒り出す<習慣>

「ぐずっているのは、秩序感の敏感期のせいだ!」とママが知っているのと、知らないのとでは、子育てにおいては大違いです。ぐずっている理由がわかるようになるので「わがまま言わないで!」と頭ごなしに怒ることが確実に減ります。知っていても、「もう〜それぐらいでこだわらないで!」とイライラしてしまうこともしばしばあるのだから、もし知らなかったら…😱

我が家の場合は、こんな秩序感があります。

<順番>の秩序感

先に歯を磨くのは、必ず娘が先。お風呂で体を洗うのも娘が先。この順番をくつがえそうものなら、天と地がひっくり返る勢いで怒り出します。

<場所>の秩序感

寝る場所は、必ず娘が私の右側、息子が左側。寝ている間に移動して、ちょっと眠りの浅い時にどちらかが侵入してしようものなら、眠くても蹴飛ばし、場所を守るよう主張します(どちらの子も)。親としては「せっかく寝てるのに、(娘を)(息子を)起こさないで〜!」

<所有物>の秩序感

「この椅子は私の!」絶対お互い譲りません。パパが私の席に座ることも怒ります。ここは「ママの席!」食器も、二人とも同じ柄なのに、柄の少々の剥げ方を見分けて、どちらがどちらのと決まっていて、間違えようもんなら、怒り出します。もう気づかずにどちらかが口をつけていたら、「ぎゃー!」とケンカが始まります。お風呂上がりに使うタオルも、手拭きタオルさえも。さらに、お友だちと遊ぶ場面で、おもちゃを貸せない…経験ありますよね?決して「わがまま」「自分勝手」「意地悪」という人格を否定する言葉をかけないで、秩序感がちゃんと育っているなあと思えばいいだけなのです。所有の敏感期は6歳頃まで続きますので、「人に物を貸せない」ことについては、そのあとの高度なコミュニケーションの準備段階と捉えて、気長に見守っていきましょう。

<習慣>の秩序感

寝る前の娘の奇妙な習慣。寝る直前に必ず言う言葉と儀式があるのです。「1番、体調悪い。お熱測って。2番、明日の朝ごはんなに?3番、ママ大好き(ママも大好きだよと私が言う)、4番、ギュ〜して。5番、チュウ〜して。6番、気持ち悪い(私が大丈夫?と聞き返す)」と言います。全然熱もないし、体調も良いのですが、どんなに眠たくても、必ずこのセリフを言ってから、キティちゃんの人形を挟んで、パジャマをインして、寝入ります。本当に娘の七不思議(笑)冬は毛布の向きやかけ順にも決まりがあり、主人に寝かせるのを任せて出かけた時、これを伝えていなかったせいで、かなり泣きわめいたそう。そのときは、「ママがいないから」と主人は思ったそうですが、違うのです。いつもの寝る前とやり方が違うから泣き叫んでいたのです。これはちょっと変な例でしたが、幼稚園の準備を習慣にしてあげるなど、日常生活のことを習慣化しやすい時期でもあるので、これを利用して子育ての後が楽になるよう生活の習慣化してあげましょう。

秩序感を否定せず大切にしてあげると、子どもは伸びる!

一見、わがままに映ってしまう「秩序感」。秩序感の敏感さには個人差があり、強い子もいれば、あまりない子もいます。うちの娘のように秩序感の塊のようなスーパー強いタイプの子を育てるのは大変ですが、否定するのではなく、大切にすることができれば子どもの能力は伸びていくと言われています。

特に秩序の敏感期における、「順序」「習慣」「所有」「場所」などの概念は、言葉で教えれば身につくと言った簡単なものではありません。例えば、仕事や毎日の生活の中に必要とされる段取りをつける能力。大人になってからこの能力を身につけようとしても非常に難しく、なかなかうまくいかないものです。<中略>例えば、料理。ご飯が炊き上がるには50分かかるから、最初に炊飯器のスイッチを入れる。お味噌汁の出汁をとりながら、主菜のハンバーグをこね始める。ハンバーグの種を冷蔵庫で20分寝かせている間に、サラダを作る、など。料理ひとつとっても、これだけの段取りが必要です。このような力を育むことができた人というのは、子ども時代の敏感期に自分の中にある「順序」を頑なに守ってきた人です。

<順番>の秩序感を大切にしよう

順序の秩序感を大切にしてあげれば、段取り力を身につけさせてあげることができます。将来、物事を順序立てて行なったり、仕事の計画を立てたりすることが上手くできる人に育ちます。

<場所>の秩序感を大切にしよう

場所の秩序感を大切にしてあげると、お片付けのできる子に育ちます。論理性と善悪の判断を身につけた子に成長します。

<所有物>の秩序感を大切にしよう

一人占めの経験は、今後のコミュニケーション力に繋がっていきます。自分中心に地球が回っている時期を大切に見守りましょう。

<習慣>の秩序感を大切にしよう

この時期に子どもが身につけた習慣を無視すると、あとの習慣づくりに影響してしまいます。例えば、勉強の習慣もなかなかつかなくなってしまうことも。習慣を持っている子と持っていない子のさは非常に大きいものです。さらに能力を伸ばしていく子は、自ら、勉強や練習を習慣化していきます。

 

秩序感の敏感期を知っていても、否定することはよくあって、日々反省ばかりです。今日の反省は、スーパーに少し買い出しに行った際、いつも自分のお気に入りにものをビニールに入れてあげてスーパーにある紐をつけて持ちやすくするのですが、その日はアンパンマンを持って帰るという娘に「もう持ちやすくなってるんだから、そのままでいいじゃん!」と一言愚痴を言ってしまったことです。いつもそうしているのに、もうすでに持ちやすそうなアンパンマンパンを見てそう言ってしまったのです。娘はもちろん「嫌だ〜!」。結局「も〜」と言いながら、いつも通り袋に入れてあげたのでした。「あ〜その一言必要なかったな…」と反省…。まあ、それでも、落ち着くと敏感期だ〜と知っているので、それ以上は責めません。だから、知っておくのと知らないのとでは、だいぶ違うと思うのです。だから、すべてのママの知っておくべき必修科目だと思います!

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