こどもチャレンジで届く月間冊子に、よくお友だちとトラブルになるシーンがあるのですが、いつもしまじろうのママの叱り方って理想的なんです。どんな叱り方かというと…?
🔹さくさく読む目次
叱り方3ステップ
しまじろうママはいつもこの流れ。
1、しまじろうの気持ちに共感してあげた上で
2、相手への影響を伝え
3、正しい行動について教えてあげて、「ごめんなさい」
という3つのステップです。さらに、口調が優しい!これは、実は本当にママの目指すべき叱り方なんです〜!しまじろうのように、すんなりいく子どもは少ないと思いますが…、叱るときはしまじろうママをイメージしてみるといいかもしれません。
叱るときは3つだけ
しまじろうの世界では、叱るべき場面が明確ですが、実際の子育ての中では、「これって叱るべきとき?叱らないところ?」と悩む時も多いですよね。
基本的に叱るべきときはこの3つだけ!
1、健康や命に関わること(例:道路に飛び出す、ご飯の前におやつを欲しがる)
2、他人やものに危害が及ぶこと(例:ものを投げる、壁に落書きする、人を叩く)
3、社会のルールに反すること(例:店のものを持ち出す、順番を守らない)
そのほか、いい悪いの線引きに迷うときは…
✔︎悪気があったのか?
✔︎将来の大人になったときに影響するようなことか?
この2つを自らに問いただしてみてください。案外、叱らなくていいことが多いのでは?それでも悩むときは、「直感を信じる」ことです。これは、実は、とっても大切なポイントの1つです。
嘘をついたときは?
嘘をついたことのない人はいますか?特に子どもの嘘は叱る必要はありません。逆に本音を知るチャンス!親のんな言葉や態度が嘘をつかせてしまったのか?例えば、兄弟に対してどんな気持ちを持っているのか?
叱るときに気を付けること3つ
叱るときに、少しだけ知っておいて欲しいことがあります。
1、手短に
長々言っても、逆効果。子どもの心には響きません。また、ママも話しているうちにイライラしちゃうかも。余計なことは言わないように、【手短に】が鉄則。
2、その場で
後から言っても響かない。ただし、泣き叫んでいる最中の脳は怪我をした直後の脳の様子と似て入るんだそう。大人だって転んで痛みに苦しんでいる最中になんか言われても「ちょっと待って!」となりますよね。
これも大事★周りに聞こえないように
そして、周りに人がいるときは、少し離れて目立たないところで、小さめの声で。大人だって大衆の前で叱られると自尊心が傷つきます。反対に、褒める時も、一人の時が望ましいです。褒められなかった方は劣っていると感じるから。特に兄弟間では注意が必要です。
3、感情的にならない
「今掴まれて痛かったよ」「そう言われてお母さん悲しかったよ」と事実や気持ちを冷静に伝えるのがコツ。
人格否定は×!悪気があってやっているわけではないので、感情的に怒ってしまうと、子どもはお母さんを困らせる悪い子だと思ってしまいます。
これも大事★罪悪感を感じてるならそれ以上叱らない
後ろめたさや罪悪感を感じている様子なら、「反省しているんだね」の一言にしておこう。自分の中に生まれる罪悪感が一番苦しいので、それ以上追い打ちをかけないこと。
叱る前に大切なこと・3倍褒める
でもね、叱るときに伝えたいことは、そもそも子どもの心には届きにくいものです。実は、子どもの心に届くためには、叱ることの3倍褒めることが必要なんだそう。なにかできたから褒めるというよりは、当たり前にやっていることを言葉に出して認めてあげることが大切です。例えば、「今日も朝早く起きれたね」「挨拶ができたね」「ごはんが全部食べられたね」「一人でトイレでおしっこできたね」など、本当に当たり前のことでOK🙆♀️大人だって、叱られたばっかりでは、やる気なくしますからね。
子どもの手が出過ぎて困っているママへ
小さい内は、人を叩くことを心配しすぎないでください。20歳、30歳になって、人を叩き続けている人なんていませんから^^今できることは、「叩かずに言葉で言おうね」と繰り返し伝えることだけです。叩き続ける場合は、その場から離れ、家に帰るなど、叩いていては遊ぶことができなくなることを理解させましょう。これを何度も何度もやることです。しつけとは、気長にやり続けることです!そして、あの子は叩かないのに、うちの子は…などと比較しないようにしてくださいね。手が出ないケンカは、相手のママとの関係性も気になるところではありますが、出来る限り、口を出さず見守りましょう。自ら考えて解決したり、ときに失敗することは、大人になってから人間関係を乗り換えてゆける基盤になります。
ときに、パパにがっつり叱ってもらうのも◎
いろいろと書きましたが、お父さんに時にがっつり大きな声で叱ってもらうのも実は大事。愛情のある叱りは、子どもをさらにたくましくします。社会人になって仕事をするようになれば、上司に叱られたりします。最近は、叱らない子育てが流行り、叱られることに慣れていない人が多く、社会に出て叱られた時に、自分の非を認めず上司に反抗的になったり、必要以上に落ち込んだり…という若い社員が増えているそう。そんなときのために、叱られることに耐性をつけておいてあげることも大切だということを忘れないでくださいね。
ということで、イライラしているときは、この通りにできないこともよ〜くありますが、ちょくちょくこの基本に立ち返って確認することは、効果的ですよ!そして、叱る場面では、ぜひ「しまじろうママ」になったつもりで、やってみましょう!
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