暴力ってどれくらいの程度のことを言うのだろう?「これくらいならいいよね?」と、正直、私はずっと曖昧でした。今回は、その曖昧さをスッキリさせましょう!
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しつけの一環でお尻は叩いていいの?
祖母の時代は、お尻を叩いたりすることもよくあることで、カヨ子ばあちゃんとの愛称で呼ばれる久保田カヨ子さんも著書の中で、多少の暴力について肯定的に書いていました。
しかし、現在の研究では、答えは完全なNO!!なのです。特に、かつては定番だった(?)「尻叩き」について、面白い研究があります。
お尻を叩かれた子どもは、問題行動を起こしやすい
5年にわたりアメリカで実施された児童発達研究者の委員会による研究、2010年のテューレン大学の研究者による研究、これらにおいて証明された結果がこれです。
1ヶ月に2回以上、お尻を叩かれた3歳児は5歳になったときに攻撃的になる確率が50%以上高い!
※子どもによる攻撃性の違い、母親のうつ病、アルコールや薬物の使用、配偶者からの虐待といった要因を考慮に入れた後でさえ
お尻を叩かれて育った子どもは、道徳心を育むのではなく、のちにその暴力を真似てしまう可能性の方が高くなるというのです。「月2回」というところが、意外と少なくて驚きました。これは「尻叩き」に限定された研究ですが、これが尻叩きではなく、もし「怒鳴る」が月2回だったら・・・?今の私って軽く怒鳴るくらい、月2回くらいあるよな・・・と内心ヤバイ!そして不意に、子どもの頃に母親に叩かれたことが脳裏をよぎり、それって月2回くらいあったのだろう?私、攻撃的に育てられてた・・・?と心配にも。負の連鎖を食い止めるためにも、たった(?)月2回の尻叩きでこれだけの害が及んでしまうということは、私たち親は知っておくべきですね。
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↑他の育児本に書かれていない内容も幅広く網羅されている印象。いずれの内容も根拠付いていて、疑問がスッキリ!オススメです。
↑参考になる部分もありますが、脳科学と謳っている割に、個人的な考えが多いように感じた一冊でした。