IRATORI

ママのためのイライラトリセツ

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「人に迷惑をかけない」気持ちと自己肯定感

ベネッセコーポレーションが2005年に日本、韓国、中国、台湾の3歳〜6歳の幼児の母親に行った子供に期待する将来像という調査で、「人に迷惑をかけない人」になってもらいたいと答えた割合は日本71%、韓国24.7%、中国4.9%、台湾25.1%でした。日本の71%というのは突出した数字です。

 

「人に迷惑をかけない人」になってもらいたいというのは日本人特有の思考習慣です。これは文字通り「周りに迷惑をかけてはいけない」という道徳心に加えて、周りと同じあってほしい、目立つ存在にならないでほしいという集団心理が母親に働いていると捉えることができます。

 

これは悪いことではなく、子供が集団の中で出る杭にならないようにいじめや仲間外れの対象にならないように子供を守ることが目的であり、日本社会に適応できる子供に育てるための母性本能ともいえます。日本では多くの親が個性的で、行動が何かにつけて目立ってしまう子供よりも、周りと調和できる子供に育ってくれる方が安心感を覚えるのではないでしょうか。しかし、出る杭にならないように子供を育てるというのは個性を抑え、集団に調和するように行動をコントロールすることです。つまりあるがままの子供を受け入れることとは矛盾してしまうのです。

p48より

 

マスクも、まさにこれ!!さらに

 

周囲と合わせるように、周りと同じ行動をするように、と育てられた子供は自分から行動することが苦手になります。親や先生に言われたことには素直に従いますが、自主的に行動を起こそうという気持ちにはなれないのです。個性を抑えて集団に合わせる子育ては、一見すると良い子を育てる反面、自主的な積極性の少ない自己肯定感の低い子供にしてしまう危険性をはらんでいるのです。

p50