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ママのためのイライラトリセツ

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スキンシップがないと赤ちゃんは死んでしまう

かわいそうな実験からわかること

アメリカの心理学者ワトソンは子供に触れない育児を提唱した人です。

彼は「子供に抱っこやキスをしないこと。子供に触れる事は子供甘やかしだめにする」として泣いてもできるだけ放っておくことを勧めました。10年経つとその影響が現れ始めました。アメリカの心理学者プレスコットは、その子たちが成長してから多くの問題を抱えるようになったと指摘しています。常に不安感が強く、人と良い人間関係が作れない、周囲のことに関心が持てないなど、次々と問題を引き起こす人が増えたというのです。

 

次にスキンシップに関わる1910年代のアメリカの養護施設の話をしましょう。その頃ある養護施設では、子供の死亡率の高さに悩まされていました。なんと1年間に9割もの乳児が死亡したのです。そこで栄養状態を良くし、高い医療を施すなど生活環境を改善したのですが、1940年代に入ってからも子供たちの3分の1は死亡してしまったのです。この頃最も流行っていたのが触れない育児でした。スキンシップがないことのストレスによって成長ホルモンの分泌が止まってしまったのは大きな原因だと現在では言われています。皮肉なことにこの養護施設は裕福だったため最新式の育児法を取り入れたのですが、別の裕福でない古い養護施設はこの育児方を知らず昔ながらの抱っこする育児をしたためか栄養も医療も満足なものではなかったにもかかわらず死亡率はずっと低かったといいます。

 

13世紀の神聖ローマ帝国で皇帝フリードリッヒ2世の命令により50人の赤ちゃんに対して実験が行われました。内容はおっぱいを飲ませオムツを替えお風呂に入れ寝かせて良いが、抱いて可愛がることや一言でも話しかけることを禁じるというものでした。なぜこんな実験をしたかというと、言葉をかけられないで育った子どもがどんな言葉を発するのかを知りたかったからだとされています。しかし十分に栄養を与えられ、環境も清潔だったにもかかわらず50人全員が一歳の誕生日を待たずに亡くなってしまったというのです。

 

 カナダの神経科学者マイケル・ミーニーのグループはラットの実験で親から愛情深い熱心な世話を受けた、つまりたくさんスキンシップを受けたラットはストレスに強い脳を持つことを明らかにしています。それに比べて生まれてすぐ親から話してスキンシップもなくストレスを与え続けられたラットは、ストレスに弱く学習と記憶に大きな役割を果たす脳の海馬や扁桃体神経細胞が萎縮し、餌を探すのに必要な能力が低下していたそうです。これは人間で言えば虐待された子供に現れる症状に似ているということです。

 

p16より

 

スキンシップが足りないとうつ病摂食障害につながる

・人間不信や自閉的傾向が多く、自尊感情も低い

うつ病や不安障害、摂食障害

・キレやすい

・多動、暴力、攻撃性、性的逸脱、肌感覚への刺激に依存(米ジェームズ・プレスコット

※肌感覚への刺激とは、体のさまざまな部位へピアスをしたり、リストカットするなど。

 

p22参考

スキンシップのメリットは?

・情緒を安定させる

・攻撃性が減る(オイルマッサージ)

・温かい手でさらに心が温まる

・スキンシップが好きになると体温が上がる

・他人との心理的距離が短くなる

オキシトシンが分泌される

 

オキシトシン

・ストレス耐性を高める

・体を健康にする

・記憶力が高まり学習効果を高める

・好奇心UP

・社交性を高める

セロトニン(通称幸せホルモン)を活性化

・エンドルフィンが分泌されて幸福感が増す

(脳内麻薬と言われる快楽物質)

※男のこの方がオキシトシンが分泌されにくい

・友達同志のスキンシップで喧嘩や癇癪が減る

スウェーデンでは、いじめ対策で子ども同士のタッチングを増やして

 いじめを減らすことに成功

・思いやりが増える

発達障害の子が落ち着いた

アトピーに改善

 

 

→つまり愛着形成だね!

 

 

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