IRATORI

ママのためのイライラトリセツ

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赤ちゃんの未来をよりよくする育て方

 

手先を使わせよう

手と指を使えば使うほど脳の広範囲な神経細胞を活性化することができます

p108

 

1万時間でエキスパートになる

アメリカのジャーナリスト、マルコム・グラッドウェル氏は著作の中で、どんな分野でも1万時間ほど没頭すればエキスパートになれるという「1万時間の法則」を紹介しています。1万時間は、1日3時間ほど取り組むとして約10年かかる計算です。この法則は賛否がありますが、どんな能力でも身につけるには時間がかかるという目安になります。

p122

 

発達の早い遅いは学力には無関係

子どもが幼い時期は、本人の興味がない限りは知識の収録は後回しでOK。優先順位としては、「規則正しい生活習慣」を身につけることの方が上です。

p128

 

自制心は早く身につけた方が有利

さいころから自制心を身に付けさせると、前頭葉の働きが活発になり、将来の脳力の向上につながることが証明されています。自制心を養うためには、遊びの中で「○○させない」ということを積極的に取り入れると効果的。例えば、赤ちゃんが走ったり踊ったりしているときに「ストップ!」と声をかけて動きを止める。あるいは、「だるまさんが転んだ」も楽しい遊びです。一方で、何かと自分の言うことを聞かせようとする高圧的な親や、なんでも手伝ってしまう過干渉の親の素で育った赤ちゃんは、自制心が育ちにくくなることが多い。

p147

 

「早く」は通用しない

赤ちゃんは、大人と違って所要時間の目安を持たずに行動しますので、未来の予定から逆算することができません。大人の考えたスケジュールに合わせて動くのはとても難しいことなのです。

p152

 

人に接する経験量を増やそう

人がいっぱいいるのを見たり、話しかけてもらったり、同じくらいのお友達に接する機会も作ってあげよう。人と接する機会が多いほど刺激を受けるので脳の発達がよくなります。コミュニケーションでドーパミンが出るという経験量が多い子は物怖じしにくくなり、好奇心が旺盛になっていきます。

p173

 

子どもよりスマホ

南カリフォルニア大学(USC)が2017年4月に行った調査で、「母親か父親が、自分よりモバイル機器を大事にしていると時々感じることがある」と答えた子どもの比率を見ると、日本の子どもは20%、アメリカの子どもは6%が「はい」と回答したそうです。日本の子どもはアメリカの子どもの3倍も「親は自分よりスマホを大事だと思っているのではないか」と考えているようです。

p183