①親の顔色を伺うようになること
「お母さんやお父さんに怒られないように」ということが行動基準になってしまうと、思い切り動き回ったり、自己主張したりすることができなくなります。この年齢であるべきインプットが減ることで、脳の発達が遅れがちに。
②脳が混乱すること
子供は恐怖や痛みを感じたときに保護者に助けを求める本能がありますが、その保護者が恐怖を与えてしまうと、子供は帰るところがなくなってしまいます。その混乱がストレスとなり、コルチゾールというホルモンを大量に分泌して体を守ろうとします。しかし一方でこのコルチゾールに長期間さらされると脳の神経細胞の萎縮を引き起こしてしまいます。
③「恐怖や痛みを与える以外に問題解決の方法はない」と勘違いしてしまうこと
特に叩くなどの体罰を継続的に行っていると、子供も争いを解決する方法は相手に痛みを与える以外にないと勘違いしてしまいます。すると、将来的に問題行動が増えたり、友達とうまく関係を気づけなくなったりする可能性があります。
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